■電気温水器の電気代を概算してみよう
最近のエコブームを追い風に太陽光発電、風力発電やエコキュートなどの普及に拍車がかかっていますが、我家では未だに電気温水器を使用しています。
電気温水器は割安な深夜電力を利用してお湯を沸かすために経済的ですが、ここではその電気代を概算してみましょう。
電気温水器の主な仕様:
・タイプ ・・・ マイコン節電タイプ・高圧力型
・容量 ・・・ 460L
・定格 ・・・ 200V 5.4kW
・沸き上げ温度・・・ 90℃
さて、1日に使用するお湯(約42℃)の量を400L、水温を20℃と仮定すると、1日に使用する水の量Qwと90℃のお湯の量Qhは
20 x Qw + 90 x Qh = 42 x (Qw + Qh)
Qw + Qh = 400
これより、
Qw ≒ 274 (L)、 Qh ≒ 126 (L)
Qh = 126Lのお湯を沸かすのに必要なエネルギーは
126 x (90 - 20)
= 8820 kcal
= 8820 x 4.186 x 1000 J (注)1cal = 4.186J
= 36.9 MJ
= 36.9 / 3.6 kWh
= 10.3 kWh
従って、1か月で約300kWhとなり、深夜料金単価を10円/kWhとすると1か月の電気代は約3,000円となります。 これは平均的な値とほぼ一致します。
定格5.4kWの温水器なら、1日約2時間の運転時間になります。
なお、以上の計算で沸き上げ後の湯温低下を考慮していません。 湯温低下については下記のデータがあります(2011年4月の実績)。
・早朝3時〜5時頃 沸き上げ ・・・ 90℃
・14時頃 ・・・ 85℃
・21時頃 ・・・ 82℃
約10℃程度の低下でした。
電気温水器の電気代を概算してみよう その2(湯温低下を考慮)
エコブームと低周波音による悩み
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