定価 ３６００円
おたんじょうびのほん
成長したお子様へ
心のこもったメッセージブック。
子供用のストーリーをリメークしました。
表紙、挿絵とも共通です。
文章はやさしい漢字を含みます。
大人の人も充分楽しめる内容となっています。
挿絵とテキスト形式の内容見本です。
実際のページ構成・レイアウトは異なります。
サイズは縦２６．７㎝・横２１．７㎝全３５ページ。
赤くなっている文字をあなたにあてはめて、お読みください
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ここで紹介している絵本は、次のように設定しています
名前： 清水 ゆか
呼び名： ゆかちゃん
年令： １１才
性別： 女の子（性別は3ページ目で「ちゃん」「くん」付けで区別されます）
住んでいるところ：広島市
登場人物： まなちゃん、ともちゃん、ひろちゃん
贈り主の名前： パパとママ
プレゼントする日： 2004年2月2日
メッセージ（上段）： いっぱい勉強して、いっぱい遊んで
メッセージ（下段）： 毎日を楽しくすごそうね！ |
ゆかちゃんに 贈る
世界でたった一冊の絵本
いっぱい勉強して、いっぱい遊んで
毎日を楽しくすごそうね！
2004年2年2日
パパとママより
清水 ゆかちゃんへ
ハッピー
バースディ
ハッピーバースディ
おたんじょうびの ほん
庄司三智子 作・絵
クリエイト･グリーティングブック
ずっと、ずっとまえ。
正確には １１年前。
ゆかちゃんは、
生まれたばかりの赤ちゃんだったね。
はじめて浴びる太陽の光。
はじめて聞く風の音や、雨音。
はじめてかぐ樹のかおり。
はじめてさわる大きな手。
はじめてふくむミルクの味。
ゆかちゃんは、どう感じただろう。
生まれたばかりの赤ちゃんの
ゆかちゃんにも、
すぐに｢お気に入り｣ができたね。
見るだけでかわいい 赤ちゃんのおもちゃたち。
あのころ ゆかちゃんが
大好きだった
「お気に入り」のおもちゃを、覚えてる?
眼を閉じてみて。
もしかしたら、感触だけでも
思い出せるかもしれないから。
遊ぶの大好き！ いっぱい遊んだあとのお楽しみは、
おやつのお菓子。
ゆかちゃんの
ちいちゃいころの
「お気に入り」のお菓子って何だった？
口の中に
あのときの味がひろがってこない？
そして今、
２００４年２月２日、
ゆかちゃんは、
１１歳の お誕生日を迎えている。ゆかちゃんが
ちょうど １１年生きたね、という記念日。
少しずつ増えた「お気に入り」も１１年分。
お誕生日は おいしい「お気に入り」で！ まずは心をこめて おめでとうのケーキを。
やさしく あまい、
とろけて 美しい、
丸い 四角い、
星型 ハートの、
ケーキ いろいろ。
ゆかちゃんだったら、どれがいい？
つぎのおいしいは、かおりたつ果物。 いちごにメロン、
りんごにさくらんぼ、
もも なし バナナ グレープフルーツ ぶどう、
かき いちじく あんず マンゴー パイナップル・・・・・・！
数えきれないほどある果物の種類。
その種類の数だけある それぞれのいい匂い。
その中で、
ゆかちゃんの「お気に入り」は何かな？
キッチンで 野菜を洗う音や湯気の気配がする。
広島市の
ゆかちゃんの家には、
おいしそうな料理が並んだね。
さあ ゆかちゃんが
一番好きなごちそうを、どうぞ。
お母さんのハンバーグ？
それともお父さんのカレー?
おばあちゃんの甘い煮豆？
駅前のラーメン屋さんのぎょうざ？
きょうはきっとそれだよ。
お誕生日だもの。
ゆかちゃんの
おたんじょうびを １１回祝ってくれた、
お父さんとお母さん。
いつも一緒でも、
離れていることがあったとしても、
ふたりとも、ずっとこの日を祝うことを忘れない。ふたりとも ゆかちゃんを愛してて
ゆかちゃんは、ふたりの宝物。
ゆかちゃんにとっても、
お父さんとお母さんは
大好きな宝物。
１１歳になった ゆかちゃんは
お父さんとお母さんのほかにも
たくさんの人と出会ってきたね。
まなちゃんやともちゃん、ひろちゃんと
大事な時間を過ごしたり。そんななかで、
今の ゆかちゃんに、もしかしたら
お父さんより お母さんより
好きな人がいるかもしれないね。
それがだれでも
ゆかちゃんが 好きな人だもの。
すてきな人のはず、宝物だね！
ゆかちゃんは、
大好きな人といっしょに聴きたい
「お気に入り」の音楽ってある？音楽ってふしぎ。
人によって好みが、すごく違う。
でも確かに心に届いて
ほっとしたり、元気になれたり。
好きな音楽は、もう最高って感じ！
形がないから、
目に見えないし、さわれない。
ゆかちゃんの
耳がさがす「お気に入り」
眼がさがす「お気に入り」もあるよね。
レモンイエロー オリーブグリーン
スカイブルー。
たくさんの色の中に、
特に好きな色があるって不思議。
ゆかちゃんの眼がさがし出す
「お気に入り」はどんな色？
ゆかちゃんには、
ほかにも、まだまだいろいろな
「お気に入り」があるでしょ。お気に入りの服
お気に入りの場所
お気に入りの本
お気に入りの絵
お気に入りの花・・・・・・。
「お気に入り」って、
どういうことだと思う？
形・色・匂い・かかわり・思い出・・・・・・、
いろいろな混ざりあい。
うまくは言えないよね。
でも、たった１つ確かなこと。
１１歳の ゆかちゃんが、
好きだと感じていること。
他の人には感心がなくても、
「お気に入り」たちは
ゆかちゃんの 大事な宝物たち。
１１年間、過ぎた日々の中から、
ゆかちゃんが、
感じてはじめて宝物になった。
ゆかちゃんの中で、
ほら、輝いている。
それにしても
11歳の ゆかちゃんの宝物、
いっぱい あったね。
ちゃんと触れて
ちゃんと見えて
ちゃんと聞こえて
ちゃんと味わって
ちゃんと匂いがわかってそしてちゃんと感じて・・・・・・。
たくさんの「お気に入り」ができた。
ゆかちゃんだけの
宝物をたくさん持つ、
世界でたった１人のゆかちゃん。
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舛元 好則
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