1999夏 四国

マグロの兜焼き〜(^O^)/(高知市「棚巣火(たなすか)」


今年(99年)夏、8/20〜22で四国へ行ってきた。

 [ 20日 (金) ]

事の起りは高知に3カ月の研修に出ている会社の後輩の十亀(そがめ)君を励ましにいこう!っていう目的なんだけど、ま、なんかきっかけが欲しかっただけというのが正解かも・・・(^^ゞ

広島から高知まで行って帰って1泊2日じゃキツイので有休を取っての2泊3日。今回の仲間は会社の連中の采女(うねめ)夫妻(ZRX1100タンデム),小脇君(GPZ1000RX),尾中君(訳あって管理人のSerow)の4台5名。これくらいの人数がツーリングにはちょうどイイと思う。広島市内の宇品港からも松山行きはあるのだが高い上に2時間かかってしかも高知に行くにはちょっと不便。で、今回は竹原港に9時半集合で波方行き。管理人は余裕を持って8時に近所の采女家に寄って一緒にスタート。ところが・・・

心配していた天気(降水確率30%)だがやはり朝は霧雨。まあザーザーよりはイイかとレインウエアで拙宅をいざ出発・・・と、ん?あ!

バッテリー上がりィ〜(笑)

あわててクルマとVmaxのバッテリーをつないで始動。こんなときのために管理人のVmaxのバッテリーにはちゃ〜んとブースターケーブルを付けてある。(→Vmax Tips!)で、難無く始動して(でも少々不安ながら)采女家に着いてまずはSSで仲良く給油。で、出ようとしたら・・・かからん!采女さんには先に行ってもらってクラウザーに荷物満載のVmaxを押しがけ〜〜〜〜〜!ダメ。仕方なくまたSSに戻って「すいませ〜ん。電気下さい」ところが・・・

ブースターユニット(バッテリーのデカいヤツ)をつないでもかからない!(T.T)

Vmaxの1200ccV4はその程度の電力ではダメなのだった。で、お店の軽トラを持ってきてもらってバッテリーをつないでアクセル踏んでもらって・・・やっとかかった。フツウこんなことしたらセルが過電流でイカれるらしいのだがVmaxはフツウじゃないのだ(笑)

そんなこんなで遅れた分を取り戻すためにビンボー管理人は普段使わない有料道路を使って飛ばして出航10分前の9時45分に到着。ふ〜間に合った。あらかじめ乗船券は買っておいてもらったので難無く乗船。

ふ〜やっと乗れたぁ〜、エアコン完備の船内でムレムレの服を乾かす(^.^)(左)
上陸して雨が止んだので大橋貯水池で小休止(右)


冷房完備の豪華!フェリーで気持ち良くムレムレの服を乾かしてから四国上陸。でもやっぱり雨(i_i)で再びレインウエアで下船して再スタート。県道38号からR196、今治市を抜けて南下するがそろそろ11時半だしこれから山越えなので早めに昼メシにする。メニューは・・・もちろんウドン(^_^)/ 管理人の野性のカンを頼りに何の変哲も無さそうな小さな、でもこざっぱりした感じのウドン屋へ飛び込んだ。で、これが正解!ぶっかけウドンのコシがあってウマイこと!みんな満足。それはそうと\(^^\) (/^^)/メニューを良く見ると種類によっては「3玉まで」とか書いてある。これってどういう事?ひょっとしてウドン玉っていくらでも追加できるの?ひょっとしてタダ?謎は解けないまま出発・・・(どなたかご存じのかた、管理人に教えてください。集会場のほうにでもお願いします<(_ _)>)

R196からR194に入って四国山地越え。寒風山トンネル(ほんとに涼しい!寒いくらい)を抜けたところで雨が止んだので大橋貯水池で小休止。みんなで写真を撮って再スタート。

大橋貯水池の鉄製つり橋。けっこうユレた(左)
桂浜対岸の種崎千松公園キャンプ場の朝。快晴。ムレた服や荷物を乾かす(右)

その後も雨は降ったり止んだりしたが山を越えて高知県の伊野町に入るころにはすっかり上がって快晴。で、今度は

暑い〜!


たまらず道の駅土佐和紙工芸村で大休止。しっかり休んだあと新鮮野菜の「ししとう」大盛り100円!をクラウザーに積み込んで出発。ししとうは管理人の好物。オリーブオイルと塩コショウで炒めるとビールのつまみにGood!なのである。今夜はみんなに作ってやろう。

 

管理人のSerow これも種崎千松公園キャンプ場の朝(左)
出かけに棚巣火の前を通ったので記念写真(右)


今日の走行距離はたいした事無かったのでイロイロ寄り道を考えていたのだが結構予定より遅れてしまったのでそのまま桂浜に向かい、采女夫妻は民宿桂浜へ、残りは桂浜から浦戸大橋(有料)を渡って対岸にある種崎千松公園キャンプ場へ。ここは管理人イチオシの県営無料海浜キャンプ場で今回が3度目となる。海の家のおばちゃんも相変わらず元気に歓迎してくれた。(^_^) 早速テント&タープを張る。

タープはシンプルなウィングタイプ。ポールを短いのに交換してある。そうするとテントと一緒に畳めてとてもコンパクトに納まる。Bike Touringでは荷物は最小限が基本だがタープがあると無いのとでは快適性が全然違う。雨天時はモチロンのこと、晴れた日も日陰ができてとても涼しい(^O^) オススメですよ!テントとタープを重ねての両方のポールをいっしょに巻いてテントの袋(管理人のはかなりゆったりした袋なので一緒に入ってしまう!もし入らないなら別の袋を探そう!狙い目は同じシリーズのワンサイズ上のモノ)に入れてしまえばテント単体に比べてひと回り大きくなっただけでパッキングに影響はほとんど無い。

で、ほどなく民宿で一息してやってきた采女夫妻と一緒に寛いでいるうちにボンゴフレンディに乗った十亀君が登場。彼の車に乗り込んで今日のメインイベント「棚巣火(たなすか)」へ。彼は下戸なのでしっかり送り迎えを頼んである。(どこが「励ます」じゃっ!)

棚巣火はキャンプ場からクルマで5分くらい北上した五台山という所にある漁協直営(たぶん)の食事処。新鮮な魚がウリなのはモチロンで、特にマグロ,カツオがイイ!新鮮だからこその内臓料理もあるしマグロもミナミマグロが食べられる。知ってます?ミナミマグロって絶品なんだけど漁獲量が少ないので一般の市場には出回らず、もっぱら高級料亭に出荷するんだそうです。それを格安で食べることができる!なので棚巣火にやってくる地元の人のほとんどがこのミナミマグロ目当て。赤身なら寿司,刺身,丼が千円以下、トロでも2千円前後(だったと思う)。で、カツオもタタキじゃなくて刺身でいける。実はカツオは傷むのがとても早いために保存のためにタタキにするワケで、新鮮なうちはやっぱ刺身が旨いのです。高知では「タタキしか無くてゴメンね〜」っていうノリなんだそうです。もっとも今回は到着が8時近くになってしまったのでサシミはすでに売り切れ(T.T) ちなみに漁協直営(たぶん)なので商売っ気がないのか、人気メニューはさっさと売り切れてしまう。で、今回はタタキを食べたのだがさすがに本場。タタキも旨い!

でも、今回の目当てはカツオでもミナミマグロでもな〜い。それは・・・

マグロの兜(カブト)焼きー!

そう、このページの最初を飾ったあの写真である。4〜5人前で7,000円!これは前日予約が必要で、実は前回来たときそれを知らずに食べられなかったウラミのメニューだったのだった。今回は予定より1時間遅れだったのであらかじめ電話しておいたのだが電話口で応対してくれたおっちゃんの声が吉本の石井光三社長にソックリで、「かならず来ておくれやっしゃー!」てなノリ。で、着いてみると玄関の前におっちゃんが一人・・・「兜焼きのお客はんでっかあ〜?」・・・待ってくれていたのでした。スイマセンご心配かけて<m(__)m>

で、出てきましたよ、待望の兜焼き!「でっかいな〜」と一同歓声!実は管理人は広島で一度経験しているのだがこのカブト、骨しかなさそうに見えるが実はトンデモなく肉がつまっている。しかもホオとかエラ裏のトロ部分とかホネ近くの中落ちとかイチバン旨い部分だけが凝縮された感じの絶品料理で獲れる肉の量もハンパじゃない。充分にメインディッシュになる量なのだ。これに胃袋(これがまた!)や、お約束のミナミマグロやマグロハンバーグやらを頼んで大盛り上がり大会。十亀君も兜焼きを満喫して励ます会の目的は見事達成できたのだった。で、ハラいっぱいで酔っ払った一同は十亀君に送ってもらってさらにキャンプ場で二次会。でも酔っ払って眠くなった管理人は途中でリタイヤ、一足先にテントに入ったのだった。(^_^ゞ

R55沿いの尾崎海岸海水浴場(左)
室戸岬(右)

 [ 21日 (土) ]

翌朝は爽やか気分で起床。采女夫妻と合流して室戸岬へ向かう。今日は快晴でとっても暑い!途中の道の駅大山の向かい側にある喫茶店で昼食をとってゆっくりと休憩。メニューは・・・やっぱり「ザルうどん」(笑)30分しっかり待たされたけどさすが四国。ウドンは旨い!

今日の宿はあの四国自治体がやっているライダーズイン室戸。しかしR55で直行するとあまりに近いので奈判利からR493に入って山道を抜けて東洋町へ。で海沿いのR55を南下して尾崎海岸に到着。みんな水着に着変えてドボン!いや〜爽快!しっかり汗を洗いながしてから再びR55を南下、室戸岬を回ってからライダーズイン室戸へ。

ライダーズイン室戸の集会室で大宴会!(左)
の翌朝(右)まっ出発までまだ間があるし・・・


けっこう判りにくい(実は管理人は見過ごしてしまった)標識を右折してライダーズイン室戸に到着。OUTRIDERやHome Pageで見ていた通りのすっごい施設だった。とっても親切な管理人夫妻に迎えて頂き集会室に入ると「おおっ涼し〜い!」エアコンがしっかり効いている。料金は5名で1人1泊2,100円。2棟をゆったり使ってこの料金!ゆったりした前室にBikeを停めれば、ホース付きの水栓を自由に使ってBikeのヨゴレをしっかり洗い流すことができる。人気があるワケだ。その集会室の前にはバーベキューができる広〜い広場があるのだが、我々は集会室に集合、その夜は近くのスーパーで仕入れたカツオの刺身(!)や焼き肉をつつきながらの(キャンプらしくない)快適な夕食を楽しんだのであった。ちなみに広場では団体さんがバーベキューをやっていて彼等から「食い物が余ってるので」と誘われたのだが、パスしたのは言うまでもない(笑)
結局エアコンが切れるギリギリまで集会室でネバってからようやく個室へ帰っていったのだった。ちなみに個室はしっかり暑かった(笑)やっぱライダーズインは春秋がベストシーズン?


 [ 21日 (土) ]

翌朝気持ちよくライダーズインを出発、集会室にあった情報紙の情報をもとに室戸岬,R55を北上して道の駅キラメッセ室戸で鯨博物館を鑑賞,再び高知市に入って高知城そばの日曜市を冷やかして昼メシを腹に入れてからもと来た道を辿って広島へと帰っていったのであった・・・

やっぱ四国は何度来てもいいなあ〜!(終わり)

 


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