■i- 太陽光発電所: 太陽光発電によるメリット計算の例
我が家(建物方位:南々西、屋根傾斜:28.8度、システム容量:5.365kW、広島市内)の季節によるメリット計算の例を紹介します。
2019年11月でFIT制度に基づく余剰電力買取期間が満了となり、買取価格は大幅に低下しましたがそれでも尚、太陽光発電にはかなりのメリットがあると思われます。
ここでの主な前提は下記のとおり。
・太陽光発電システムの設備費・メンテ費は考慮しない。
・電気料金価格は最近の中国電力の場合を前提にする。
政府補助金も先行き不透明である(2023/9月分で終了との情報もあり)。
従って、あくまでも参考値である。
・発電、従って売電は昼間(朝8時〜夜11時)のみ行うとする。
夜間(夜11時〜翌朝8時)に含まれる日の出前から8時までも若干発電するが、微々たるものである。
・太陽光発電によるメリットは次式で算出する。
メリット = 電気料金(太陽光発電なし) − 電気料金(太陽光発電あり) + 売電料金
・検針日毎の1か月単位での比較である(検針日は毎月25日前後)。
例えば、2022/10月分は2019/9/27〜10/25のおおよそ1か月です。
この例では季節による変動はあまりなく、月額 7,000円 〜 8,000円程度のプラスとなっています。
検針年/月 | 発電量
(kWh) | 自家 消費量 (kWh) | 売電量
(kWh) | 買電量 = 昼間+夜間 (kWh) | 消費量
(kWh) | 売電率
(%) | 電気料金 (太陽光あり) (円) | 電気料金 (太陽光なし) (円) | 売電料金
(円) | 太陽光発電による メリット (円) |
2022/ 10 | 512 | 86 | 426 | 194 =94+100 | 280 | 83 % | 6,675 | 9,799 | 3,834 | 6,958 |
2023/ 01 | 407 | 151 | 256 | 743 =395+348 | 894 | 60 % | 23,451 | 29,094 | 2,304 | 7,947 |
04 | 595 | 122 | 473 | 249 =107+142 | 371 | 78 % | 8,105 | 12,547 | 4,257 | 8,699 |
07 | 440 | 152 | 288 | 198 =109+89 | 350 | 62 % | 6,968 | 12,533 | 2,592 | 8,157 |
(注1)
発電量 = 自家消費量 + 売電量 ( 4捨5入の関係で若干合わないことあり )
消費量 = 自家消費量 + 買電量 ( 同上 )
売電率 = 売電量 / 発電量 x 100
(注2)中国電力/時間帯別電灯の電気料金概要(2023年4月分)
基本料金: 1,482円
電力量料金
昼間 〜90kWh: 38.31円/kWh
昼間 〜220kWh: 43.91円/kWh
昼間 220kWh〜: 44.95円/kWh
夜間: 30.40円/kWh
燃料費調整額(含む政府補助):-8.98円/kWh
再エネ発電賦課金: 1.4円/kWh
(注3)売電単価: 9円/kWh(セキスイハイム)
(注4)月別の電気料金は検針日単位であり、下記の歴月単位の「毎月の発電実績」とは若干異なる。
i- 太陽光発電所: システムの更新 (新システムの仕様)
i- 太陽光発電所: 毎日の発電量
i- 太陽光発電所: 毎月の発電実績(数値データ)
i- 太陽光発電所: 毎月の発電実績(グラフィック表示版)
i- 太陽光発電所
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