藤忠ビルプロジェクト メンバー紹介
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創刊号/2001年11月25日発行
藤忠ビルプロジェクトは、以下10名の実行委員会メンバーによって立ち上げられ、大勢の人々の手に支えられて活動しています。
■綾仁千鶴子
■石上城行
■金坂浩史
■佐野行徳
■高嶋敏展
■高森順子
■田中隆一
■野津久美子
■松永真太郎
■脇田祥尚
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■綾仁千鶴子 [あやに・ちづこ] |
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においのあるものが好きです。例えば、古本屋で、たくさん書き込みのある本を読む楽しみ。そんな魅力がこのビルにはあるように思います。人々の思いに触れることが好きです。藤忠ビルはなくなっても、皆さんの心に積み重なった、藤忠ビルにまつわる記憶の数々を、埋もらせ消し去るのではなく、ここで開いて共有し、昇華し、大切に持ち帰って頂くような、藤忠ビルとのお別れ――「喪の仕事」のお手伝いができれば、と思っています。 |
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■石上城行 [いわがみ・しろゆき] |
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好きなことだけして、ここまで生きてきてしまった私としては大人として(?)振舞うことに違和感を感じながらも、プロジェクトを通して色々な人々と出会う日々に新鮮な驚きを覚えています。それもこれも、人が身の長けにあった暮らしをしていた街「天神町」という場所のせいかもしれません。途中から参加することになった私ですが、日に日に態度がデカクなっている今日この頃です。最後までどうぞ宜しくお願い致します。 |
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■金坂浩史 [かなさか・こうじ] |
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建築、まちのことが大好きです。建築の設計を仕事にしていますが、趣味なのか仕事なのかわかりません。まちづくりにもあれこれ参加しています。今回、藤忠ビルプロジェクトを通して凸凹?な仲間と出会い、藤忠ビルを舞台に本気であそんでいます。70年の歳月を乗り越えてきた藤忠ビルを肴に語らいましょう。裏の方でゴソゴソ探し!!をしています。
掘り出し物の問い合わせは私に。 |
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■佐野行徳 [さの・ぎょうとく] |
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この藤忠ビルプロジェクトへの参加をきっかけに、会期中にはしばしば新たな発見や出会いがあります。それはいろんなモノだったり、いろんなコトだったり、あるいはいろんな人だったり。いま藤忠ビルはこのプロジェクトによって様々な形での発見や出会いの場として機能し、またこの建物やここで起こる出来事が着実に人々の記憶に定着してきていると思います。今日はどんなモノやコトや人に出会えるか? ――楽しみです。 |
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■高嶋敏展 [たかしま・としのぶ] |
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おしゃべり、のんき、お人好しの三拍子そろった「うっかりハチベエ」タイプです。藤忠ビルに集まるお客さんとの長話が楽しくて、仕事はメンバーにまかせてばかり。最近、肩身が狭いのです。
こんな僕で代表が務まっているのだから、実行委員会のメンバーがいかに優秀か! みんなすごいよなぁ〜。藤忠ビルは出会いの宝庫です。今までの人生で出会えなかった人達と話しができて僕は幸せです。メンバーからのヒンシュクを買いながら、長話、無駄話に励もうと思います。 |
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■高森順子 [たかもり・じゅんこ] |
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見慣れた景色って、自分のもののような錯覚を起こしてしまいます。密かにいいなぁと思っていた日本家屋(ひとんち)がある日突然消えてぽっかり空が拡がっていたときも、悲しいというより、裏切られたような気がしました。藤忠とはそんな別れ方をしたくないので、これでもか、これでもか、というくらい色んな手段で記憶に留めておこうと思います。
というわけで、まだまだやります。センチメンタルなんて圧倒しちゃうくらい、やります。 |
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■田中隆一 [たなか・りゅういち] |
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駅通りが向こうの方から拡幅されてきてるから、まあいつかこの藤忠ビルにまでやってくるんだろうな、と思っとりました。残念、というかさみしいですね。こういう味のある建物が町から消えていくというのは。
私自身は、大晦日の「まちかどシネマの夜 in 藤忠」に関わっています。映画と藤忠ビルが感動的なほどにクロスオーバー。この藤忠ビルプロジェクト・クロージングイベントをとおして、藤忠ビルは皆さんの記憶に留まることでしょう!
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■野津久美子 [のつ・くみこ] |
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生まれてこの方、松江以外の地で生活した事がありません。かと言って、都会に住みたいと思ったこともありません。私にとって松江は住むのにちょうど良い街です。20数年見てきた松江の町並みも、随分変わりました。形あるものはいつかは消え去る運命で、それは人も建物も同じですが、せめて消え去る前に自分なりのお別れをしたいと思い、プロジェクトに参加しました。藤忠ビル内に入って、「松江にもこんな空間があったんだ……」ということを憶えていただけたらと思っています。 |
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■松永真太郎 [まつなが・しんたろう] |
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物事に対して傍観者的立場に留まることを良しとしてきた僕ですが、今回は単なる「一発イベント屋」ではなく感傷に基づいているところに惹かれ、迷いつつも参加してみました。で、案の定困難ばかり。参加したことへの後悔の念が先行する日々でしたが、退くにひけず、結局どっぷり。無論、その苦悩の裏には一緒にものを創りあげていくことの楽しさがあるわけで、仕事の後、期待心を膨らませつつ藤忠ビルに出向いてはまた苦悩する、という謎めいた習慣がついてしまいました。
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■脇田祥尚 [わきた・よしひさ] |
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松江のまんなかに70年も建ち続けてきた藤忠ビルの歴史の最後の部分にちょこっとだけ参加しています。
時を積み重ねたものだけがもつ説得力ってありますよね。迫力っていったほうがいいのかもしれない。そんな時の迫力を身近に感じながら、いろんな場面が繰り広げられる光景って素敵だと思います。微力ながら、そんな場面づくりの一端を担えたらいいなあと思っています。
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