驚き!
■板垣正明
第2号/2001年12月25日発行
最初に藤忠ビルプロジェクトのイベントに参加した時、何に一番ビックリしたかと言うと、「松江にもこんなに色々な人がいるんだ!」と思ったことでした。「松江“にも”」と言う表現に、既に見下したような、奢りのような感情が含まれていますが、私が今まで参加してきたイベントは、変わり映えのしないメンバーが集まることが多かった気がしていました。だから、松江で意識の高い人は一握りしかいないと、勝手に思い込んでいたみたいなのです。
でも意識が狭かったのは、どうやら自分のほうみたいです。歌を唄うこと、お茶を点てること、廃材を使って何かを作ること、子供と一緒に遊ぶこと、取り壊される寸前の建物をサロンのように利用すること、それぞれがそれぞれの「好き、楽しい」でやっている、これら全てが松江を素敵にしているんだろうな、偉そうに街を論評するだけの私よりも、遥かに松江の素敵に貢献しているな、と思えて脱帽です。
おかげですごくワクワクさせてもらってます。見知らぬ人物にどれだけ出会えるかわからないのですから。 |