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藤忠ビルプロジェクト
2001/10/7-12/31 松江市天神町「藤忠ビル」で開催中
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解体、見届けました。


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月刊藤忠ビル通信


天神プレーパーク
高島智
 [プレプレまつえキッズ]
第2号/2001年12月25日発行


「こわれる前のビルであそべ」ということで、11月18日藤忠ビルを使った天神プレーパークを開催しました。メインの企画として「ビル内に隠されたスタンプ20個を探してまわる」をしました。古くて暗くて迷路みたいな少し変わったビルの隅々まで子どもたちが遊ぶきっかけとなればいいかな、と思ったからです。

開園とともに子どもたちがやってきました。スタンプのことを説明すると、猛烈な勢いでビルの隅から隅まで探し回っている、時間も忘れてひたすらに探している様子は少し笑えました。藤忠ビルのこの雰囲気が、探す意欲を掻き立てているみたいでした。スタンプさがしに飽きてくると、展示品に興味を持つ子どもが出てきました。顔に溶接のマスク、両手に大き目の木槌。展示品を持ち出して遊びだす、ようやくいい感じになってきたと思ったら閉園の時間。すごく残念でした。子どもたちが藤忠ビルの雰囲気を自分の物にし始めたところだったのに……。ここからの子どもの遊びが一番おもしろいものになっていただろうな、と思います。

11月25日は藤忠ビル前の路上で遊びました。チョークで道に落書きをしたりしていました。ところが、ある子どもが突然大量のイチョウの葉を道にばら撒きました。天神さんから運んできたのです。そこからはイチョウの葉のかけあいで大騒ぎ。でも、通りかかったおばあちゃんはポツリと「焼きいもしてるの?」


イチョウの葉の中で遊ぶ子ども


騒ぎまくってる子どもたちを見ている大人たちは唖然としていたみたいです。「ここで、とめたらダメなんだろうな……」と(藤忠ビルプロジェクト実行委員会の)高嶋さん。そう、そうなんですよね。そこに子どもの遊びの無限の可能性があるように思います。今の子どもたちは…というよりも、今の大人たちの心が狭いのかもしれないのかな。どうなんでしょうか?

最後に本当に壊れる前の藤忠ビルでもう1回遊べたら、おもしろい事になると思うんですけど……できないでしょうか? 思いもよらない藤忠ビルの遊び方が隠されているような気がします。


天神プレーパーク


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