i- 太陽光発電所: 毎月の発電効率が徐々に低下 2(2024年)

            〜 猛暑によるパネル温度の大幅上昇 〜

 我が家の太陽光発電システムは2011年6月に新システムに変更して、約13年が経過しました。

 その間、月々の実際の発電量と、最寄りの広島地方気象台での日射量から計算される理論発電量を比較観察していますが、今年(2024年)に入って、

  発電効率 = 実際の発電量 / 理論発電量

が昨年までと比較してかなり低下しています。

 7月と8月について見ると、下記のとおりです(9月もこの傾向が続いています)。
 7月8月
日最高温度の平均値発電効率日最高温度の平均値発電効率
2019年 29.8 ℃ 101 %  32.1 ℃ 104 %
2020年 28.3 ℃ 101 %  34.5 ℃ 102 %
2021年 31.7 ℃  ---  31.1 ℃ 101 %
2022年 32.1 ℃  97 % 33.1 ℃ 101 %
2023年 31.5 ℃  95 % 34.3 ℃  93 %
2024年 32.4 ℃  92 % 35.5 ℃  93 %

(注)2021年7月は一時期、広島地方気象台での日照時間、日射量の欠測があったので発電効率を空欄とした。

 発電効率が落ちる原因としては以前も記した通り、

 (1) 発電システムの経年劣化
 (2) 日射量の観測点(広島地方気象台)と我が家での実際の日射量の差・・・・・・これも大???
 (3) 最近の異常高温・・・高温による発電効率の低下
   パネル温度が1℃上昇すると、0.4%程度発電量低下する。
   パネル温度は気温よりかなり高い。

などが考えられますが、特に昨年からの猛暑の影響が無視できないと思われます。

 パネル表面温度は、真夏の炎天下で気温が上がった場合、気温に比べ30〜40度高くなると言われています。

 太陽光パネルの性能は、基準温度である25度から1度上がる度に発電効率が約0.4〜0.5%低下するとされていますので、仮に15度の上昇とすれば6〜8%も効率が下がることになります。

 これが最近の発電効率低下の大きな要因の1つになっていることはほぼ間違いないと考えられますが、これだけでは説明が出来ません。
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