会社員のC子さんは、数ヶ月前から以前勤めていた勤務先の上司に手紙や電話で交際を迫られていた。無視していたところ、１週間前から夜中に男がC子さん宅の玄関ドアを激しく叩いたり、大声で交際を迫るなど、付近の住民の迷惑にもなっていた。

C子さんと両親は警察に相談。パトロールの強化と男が来たらすぐに連絡することを打ち合わせた。次の日の午前１時ごろ、不審な男が、C子さん宅の塀を乗り越えようとしていたところをパトロール中の警察官が発見、住居侵入で現行犯逮捕した。すぐにC子さんに確認したところ、元上司であることが判明した。

ストーカーは、狙った女性の部屋に強引に侵入しようとする場合があります。
・ドアや窓は二重鍵とドアスコープ
・ドアを開けるときは周囲に注意を
・不審者がいるときは助けを呼ぶ
ストーカーに侵入させるスキを与えないように注意しましょう

ストーカーは、宅配便業者などに変装して住居内への侵入を試みることがあります。「荷物が大きいので中に入れます」と言って、住居内に入ろうとします。このような場合は、ドアチェーンをかけたまま対応し、荷物は玄関の前に置いてもらうようにしましょう。

許可なく他人の家や敷地内に入ることは、刑法で処罰されます。