夫のいない平日の午前中にかかってくる無言電話に、3ヶ月間も悩まされている主婦E子さん。電話のベルが鳴るたびに精神的に不安を感じるようになった。
ディスプレイ電話と各種電話サービスを利用
E子さんは、夫と共に電話会社へ出向き相談。まず、ナンバー・ディスプレイ機能付き電話を設置。さらに、いたずら電話撃退サービスおよびナンバー・リクエストサービスなどを利用したところ、無言電話に悩まされることがなくなった。しかし、再びかかってくるようなことがあれば、電話番号を控えて警察に相談するつもりである。
ストーカーは電話を利用する場合が多くあります。・電話会社に相談・ナンバーディスプレイ電話を設置・「警察に訴えます」と短く言うストーカーからの電話は、年月日、時間などを記録しておきましょう。
感情的な対応はしないこと!
ストーカーが電話をかけてくるのは、狙った女性とコミュニケーションをとりたいから。感情的に対応すると、かえってストーカーを喜ばせてしまいます。きわめて事務的に、「警察に通報します」と言って切るようにしましょう。
無言電話、わいせつ電話などのいやがらせ電話により相手に不安を感じさせるような場合は、条例違反にあたることがあります。また、心身に影響が出るなどの精神的苦痛を与えた場合は、傷害罪にあたることもあります。