i- 太陽光発電所: 1時間毎発電量データの扱いについて(2)  

           〜 1時間毎の実際の発電量データを取得する方法を検討 〜

 我が家の太陽光発電システムは2011年に現在のSharp製に切り替えてもうすぐ保証期限(10年)切れを迎えようとしています。

 システム設置当初から、1時間毎の実際の発電量と最寄りの広島地方気象台での日射量測定値を基にした理論発電量の比較を行ってきました。

 システムの1時間毎の発電量は電力モニタやWebモニタリングサービスにより知ることができますが、10年経過後はWebモニタリングサービスも終了し、宅内の電力モニタのみとなります。

 保証期限終了後に、Webモニタリングサービスを使用することなく、電力モニタの値から1時間毎発電量の数値データを高精度で取得することはできないか ???

 電力モニタで表示される1時間毎発電量の数値データは小数点第2位以下を単純に切り捨てています。
 従って、これから1日当たりの発電量を算出すると、無視できない程度の誤差を含みます。
 また、数値はモニタ画面から手書きで書き写す必要があります。

 電力モニタには1日単位の値も小数点第2位以下を単純に切り捨てた形で別途表示されますので、1日の総発電量はそれなりの精度の値が得られますが、1時間毎の日射量と発電量の関係を比較検討するには電力モニタの数値だけでは不十分です。

 そこで、Webモニタリングサービスと関係なく、電力モニタの値をパソコン(PC)で表示する機能(宅内モニタ)を利用し、そこに表示される1時間毎発電量のグラフを基に自動的により精度の高い発電量データ(数値)を取得するアプリの検討を開始しました。

 問題点、要検討事項としては例えば、

 ・発電量グラフには消費電力量も同時に表示され、両者が重なる部分では値を正確に取り出すことができない可能性がある。
 ・どの程度の精度の値が得られるか。

 などが挙げられます。

 前者の1例を示します。

 17時台の発電量(緑の棒グラフ)が消費電力(紫の折れ線グラフ)で隠れています。
 この現象は朝晩の比較的発電量の少ない時間帯で発生し易く、日中の発電量の多い時間帯ではほとんど発生しないと考えられます。

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i- 太陽光発電所: 1時間毎発電量データの扱いについて(1)〜 Webモニタリングサービス終了後の対応 〜
i- 太陽光発電所: 1時間毎発電量データの扱いについて(3)〜 電力モニタにおける1日毎の発電量の数値について検討 〜
i- 太陽光発電所: 毎月の発電実績
i- 太陽光発電所: 毎日の発電実績
i- 太陽光発電所: 1時間毎の日射量と発電量の表示
i- 太陽光発電所: 電力モニタにおける1時間毎の履歴を合計すると
i- 太陽光発電所: 電力モニタにおける1時間毎の履歴を合計すると(2)

i- 太陽光発電所
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