● |
歯周病は生活習慣病
成人の歯科治療の中心は歯周病の治療さらには予防です。
建物でいえば土台の基礎固めということになります。
厚生労働省の指定する「生活習慣病」に歯周病は入っています。
生活習慣病は、以前「成人病」と呼ばれ循環器症患や糖尿病などが該当していました。
つまり、日々の予防がかなり重要であり、生活改善によって相当リスクが減らせる病気です。
歯周病はまさに「生活習慣病」そのものと言えます。
|
|

 |
●歯科衛生士によるスケーリングが大切です |

|
● |
歯歯周病の原因は細菌
口の中にはたくさんの常在菌が住み着いています。
この中のP.G菌(Porphyromoras gingiralis)と
AA菌(Actinobacillus actinomycetemcomitans)などが毒素を出して、歯周病や歯肉炎を起こします。
これらがプラーク内や歯石で繁殖します。
|
● |
歯周病の症状
歯周病は歯肉の発赤、腫脹からはじまります。
痛みが少ないにため、気付かないうちにひどくなります。
歯周炎が進行しますと歯周ポケットが深くなり、歯を支えている歯槽骨が吸収され、歯が動きだします。
そして排膿と口臭がひどくなります。
|
● |
歯周病の治療は計画に沿って進めていきます。
1) |
ブラッシング指導。
プラークコントロールの基本です。
|
2) |
スケーリング1(簡単な除石) |
3) |
スケーリング2(歯周ポケット深部の除石と掻爬)
|
4) |
歯周手術(1〜3でも改善しないとき)
上記の順で行いますが、たいていの方は3の段階で改善します。
|
|
● |
歯周病治療後のメンテナンス
治療が終了しましても再発しやすい病気であることを自覚してください。2〜3か月に一度のチェックが必要です。面倒がらずに自己管理も続けてください。
|