







|
待合室の絵
|
「17世紀のポーランドの貴族屋敷」
ナタリア・マウエッカさんより
当院へ寄贈(1999年)
|
|

|

顎関節症外来
● |
顎関節症(がくかんせつしょう)とは
|
|

●頭蓋模型をもちいて顎関節症の
説明をする院長

●あごの関節(頭蓋模型) |
|
1) |
口が開けにくい(開口障害) |
2) |
食べるときや口を開けるときあごの関節が痛む
|
3) |
口を開けるときあごの関節がコキン、コキンと鳴る
|
4) |
顎のまわりの筋肉や、頭の筋肉が痛かったり首や肩の筋肉が異常にこる
|
などの症状がでてくる『あごの関節』の病気です。
|
● |
顎関節症の分類にはつぎのようなものがあります。
1)顎関節内障(関節円板のズレによるもの)
2)筋・筋膜症候群(筋肉のこりが特徴的、MPD)
3)変形性顎関節炎(骨の変形が著しいもの)
|
この病気は圧倒的に女性に多くみられます。
さらに、重症化するのも女性に多いのがポイントです。
当院では、初診時に病状、病気の成因、治療法などをくわしく説明します。
顎関節症はその成り立ちを理解していただくと、不安のほとんどが解消されます。
顎関節症で最も多いのは、1)の顎関節内障です。
関節円板がずれる様子を図示とMRI写真で簡単に説明しましょう。 |
A.正常な位置にある関節円板 |
|
B.前方に転位した関節円板 |
 |
 |
●咬合異常、夜間のくいしばり、外傷などさまざまな原因により関節円板は転位(ズレ)します。
|
 |
|
 |
●MRIによる正常な関節円板像(矢印部分)
(脳神経外科医院に撮影依頼)
|
●前方に転位した関節円板像(矢印部分)
患者はクローズドロックとなり、開口障害を訴えた
|
 |
 |
●内視鏡で見た関節円板(矢印部分)
白い繊維性組織でできている
|
●クローズドロック患者の関節腔内の癒着
|
顎関節症で最も多く用いられる治療用具がマウスピースです。写真例をご覧ください。治療にはこの他、関節腔注射(パンピング)、関節内視鏡などが用いられます。
治療期間は3か月から2年位かかります。通院は最初1〜2週間に一度からはじめ、徐々に1〜2か月に一度へとのばしていきます。日常生活に支障をきたさないくらいまで改善したら、再び悪くならないように経過観察を行っていきます。
|
 |
|
 |
●マウスピースを装着した口腔
|
●顎関節症で使用するマウスピース
(夜間は必ず使用する)
|
|
|